奈良の自宅改修工事は

そして4月になれば程なく大工工事が始まり内装仕上工事に移っていく。
今回の設えも杉床に漆喰壁、シナベニヤ目透かしの仕上げでいきたい。
その杉の床について検討した結果、

あの「物騒な事件」も日々風化しており、

事実、「あのトライアングル空間」はレッカーの置き場として消し去られており、
動画やアーカイヴが残るこの時代にはそれでエエんちゃうかな?って思いつつ

工事の金額は折しもの値上がり基調+自分の把握している金額が原価丸出し+工務店の経費を鑑みると
筆者の予算を遥かに超越してしまった(嘆)
とりわけ今の改修内容が奈良では”やや特殊”らしくて?
施工できる職人の確保に費用と時間がかかるらしい。
確かにプラスターボードに見栄えの良いクロス貼って突板のフローリング張ってしもたら施主受けエエもんなぁ。
食事と同じ。拘らなければ問題ないでしょう。でも筆者はそれはどうしても忌避したい!
そう主張して工務店さんが職人さんを探して工程上に乗せてくれるという。有難い話ですわ。
お金と時間が許せば1次産業の林業事業者さんに直接お金が支給され、林業の維持に供すればエエねんけど、
今回はそんな大それたことまで関わることができひんかったわ(泣)
結局自宅の売却金額から不動産業者への仲介手数料を支払った残りの「手取り」が
そのまま奈良の自宅の改修工事費用になってしまった(嘆)でも「持ち出し」がなかったのが救い!
そして杉の床である。
工務店が見積もってくれた床はいわゆる”中国地方の”比較的早めに成長する杉でみていた。
その単価なら色艶で優れる「天竜産」でこちらで支給させてもらうことにしてもらった。
山奥の入口にある?


かれこれ20年以上のお付き合いで何度となく製材所に足を運んで素人なりに「木」を学ばせてもらった。
事務所は筆者も長くお付き合いさせていただいた



製材工程は何度も見学させてもろててんけど、


『この先製材だけやってても時代は終わる。これからは自分の材を認めてもらえる人に売ろう』
そう17年前に進言餅して時代が流れて今や読者も知るような施設に彼らの材料が使われている。
それは切出した人にお金が還流すること=その人の豊かな暮らしになる。
彼らは実際に木材を切出して製品になるまでを現存する大学の施設で実証実験してるとな!
そんな「残影」を日々感じるために

張る部屋の優先順位は伝えておいたので、ちゃんとした材が奈良に届くことを楽しみにしておきましょう。