余裕をもった行程を消化することにした。


宿は満室にもかかわらず、どういうわけか6畳の通し間をあてがってくれたのは幸いだった。
景色よりも(景色もあんまし見えへんし)部屋が広い方が有り難い。
早朝からすごい勢いで降っていた雨で半露天はガード下のような騒音下での入浴だった。
何回入っても

朝食のタスクは毎回爆発してしまう

固形燃料の火口範囲が狭いのでどうしても中心部のみ火炎放射状態になり、
結果シシャモの卵が暴発して身だけ食べることになる。

昨日の蒸し返しやけど、「脱衣場に客の髪の毛が落ちている」・「ヤマメの塩焼きがぬるい」
「コーシーが美味しくない」とか書いてる連中は

あら探しの旅行をするなら高級ホテルに泊まった方が良い。
この脱衣場で他人の髪の毛を探す方が特技であり、ヤマメは厨房で火を通す店も多い。
生からちゃんと焼いて見せてほしいわと。


9台停まっていた駐車スペースには我々しかおらず

乗鞍から松本への一本道は

このトンネル内の湿潤状態は4輪にはわかれへんけど、

単車はいつスリップダウンしてもおかしくない。
トンネル内でRBの音か?っと聞き耳を立てつつ進むと、

この日、岡谷のスカミューでは秋のフェスと称してDR30+FJ20特集というイヴェントがあり、
きっとそこへ行くんやろなぁと思ってたら、前走の単車ツーの一団だった(嘆)
国道からサラダ街道へ逸れて目指す店がある。昨日に引き続き十割蕎麦の銘店「ふじもり」さんである。
いやいや、

もともとはさとを夫婦の定番だったこの店を最近は筆者があいのり(ヤラセ番組ちゃうで)させてもろて。
当然ながら


藤森さんは我々が「初期ロット」を目指すことをご存知なので、貴重なオープニングセレモニーを
拝むことができた! セレモニーは看板下のカウベルを開店時に力強く打ち鳴らすことだった!
そんなパフォーマンスを拝み店内へ。

今回は細打ちと田舎蕎麦(太打ち)の両刀にこの時期しか食せない暖かいきのこ蕎麦!
落ち着く水玉の湯飲みでお茶を頂いていると藤森さんから地物の松茸の天婦羅を供された。
いやいやホンマに恐縮しますわ~。


風味を感じる。

気付けば店内は満席になりこの店の、というか数回お邪魔して感じることやけど、
このご夫婦の生活形態というかスタイルがまんま店の雰囲気といっても無問題。
柔らかい空気の中に職人としての厳格さが厨房内に張りつめていてその相克が良い。


この時期の信州を堪能するには十二分&失禁寸前(トイレ行けやとの世論)スペック。
紹介してくれたさとを夫婦に感謝しますわ~。
そして最後にまたメニューにないデザートを頂戴し、

何度も礼を言って店をあとにした・・・・。ごちそうさまでした!