筆者の手元に来てから実に1130Kmも走ってしまっている。
施主はいつ

GPzミーティングブログの最新記事では赤石荘が有限会社多田によって運営されている事が
書かれており、読みの深い読者によっては”ダッチロールでハチハチなんか乗ってられるんか?”
と的を得た感想をお持ちかと思われるが、筆者もそう思っております(笑)
数日前にこのハチハチの任意保険継続のご案内が届いていた。
毎月3000円少し切りで加入している。コストパフォーマンスマシーンは激悪である。
まぁそれでも自分が(当時)心血注いでO/Hした単車に乗ってその好調ぶりを実感できる恩恵として
考えてみれば、その対価は相応しいと感じているのである。

単車には個体差があるが、このセンム車の始動にはレーシングスタンドで正立させた状態からのキックが
一番”手堅い”方法であることは彼に伝えねばならない。
しかし今回は”一張羅”にスタンドを使ってしまっている故

ウレタンクリアの塗膜が厚いからか?


そしてこの単車の最近の特徴として<初爆をしくじると下方シリンダーが失火気味でストールする>というもの。
自分で組んだのでわかっているが、この単車は真冬でもチョークなどなくてもキックでちゃんと着火し、
1000rpm~で



春の陽光下にハチハチを出す。

また、単車に乗る時は雑念は抹消して臨むものだと思っている。そしてその雑念が拭えないなら乗らない。
安定的な振動でアイドリングするハチハチにまたがり、”今日”取り払う必要がないことを確認して走り出す。


しかしその領域を脱すると

PGMに不具合があるからか?10000rpm以上でアタマ打ちとなるセンム車だが、全く無問題!!
この単車で市街地走行すると先の振動まみれでストレスが溜まるので牧之原台地ワインディングSPLへ。
フロントで曲がる単車ではないことはハチハチ乗りの諸兄が口酸っぱく述べている通り、
この単車はリヤで寝かせのタイミングを作り、一瞬フロントに舵取りを任せるもすぐリヤリーンで走らせる。
この”クセ”が89型では解消されているらしいが、即ちハチハチらしさは失われたということになる・・・。



誰も走っていない山道を無心で。


レーサーレプリカブームのさなかのこの単車の評価と「今」の懐古的評価はきっと違うと思う。

ピレリ・スポーツコンプのおかげで?GPz400でもそんな走りが可能だった・・・・。

車体は本当に”華奢”で

RCバルヴの作動は間違いないことは確認できている。

静寂な瞬間でも


4月のぶどう峠の下見SPLには

をっと、「施主」の許可を得んとあきませんな!!