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街のクリーニング店にBNR32のシートを検体として差し出す①

いわゆる「第二世代」のGT-Rに乗ってはるオーナーさん(筆者含む)の中で
純正シートに拘ってはる人は多いんとちゃいますか?
でも”汚い”から、塩ビのシートカバー被せてはる人いてはるんとちゃいます?
もし普通に存在する「クリーニング店」でシートがきれいになったら嬉しくないですか?
本稿はそんな企画を思いついた筆者が貴重なBNR32シートを検体に出す
s-IMG_0703.jpgドキュメンタリーでございます・・・・。

筆者のクライアントさんにクリーニング業者さんが居てはって。
最近はクリーニングも多種多様に渡っており、ヒントはチャイルドシートのクリーニングが
できるというものだった。 チャイルドシートができるのであれば、自動車のシートも
クリーニングできるのではないか?ということから実現の運びとなったものである。

まずはs-IMG_6083_2018121520141913d.jpg純正シートを外す。s-IMG_6084.jpg
ボルト4本での緊結を緩めs-IMG_6085_201812152014218c2.jpg、ゆっくりと外す。
思いの外シート下は美麗でs-IMG_6087_2018121520142458c.jpg掃除機掛けすればそのままで良さそうである。


このクリーニング会社は当然ながら普通の衣類のクリーニング業として長い歴史を有している。
しかし読者諸兄もさることながら、最近クリーニングに出す人は年々減少し、本業は過当競争である。
そこで多種多様な「クリーニング」に範囲を広げ、その一つにこういうサービスがある。
BNR32のシートを本当の「洗業」に依頼するとどうなってしまうのか?
恐る恐る?(笑) 取り外して持っていくことにしたのである。まさに「検体」にふさわしい。

実際に持ち込んだ工場は普通の衣類のクリーニングとは別の専用工場。
隣には「シミ抜き」専門工場棟もあり、場合によってはそちらへも移動。
そして運び込まれた工場内ではマイスターAさんが待っていてくれた。
Aさんはこの企画以前に一度33Rのシートをクリーニングしたことがあるらしい。

s-IMG_0691.jpg早速シートを作業台へ載せる。
そして全周をくまなく見て、s-IMG_0690_20181215201458a6b.jpgそしてシート生地を何度も触り、s-IMG_0689_20181215201457ca7.jpg
そして表面を何度も触ってs-IMG_0692.jpg「触感」を確認されたようだった。
BNR32・33のシートは東レの「エクセーヌ」でできているs-IMG_0687.jpg
いわばバックスキンと同じ。
これらの表皮の汚れにはs-IMG_0693.jpg4種類の洗剤を使うという。
水性の汚れ専用洗剤・油性の汚れ専用洗剤、そして血液などの汚れ専用と皮脂の汚れ専用。
これらを新しいウエスに少量ずつ取ってs-IMG_0695.jpgシートをなでるように拭いていく。
水性では「雨染み」などが取れていくようで、s-IMG_0696.jpg次なる油性では新しいウエスに変化は見られなかった。
しかし皮脂汚れ対応の洗剤を吹きかけて間もなく、s-IMG_0725_2018121520155605f.jpgウエスは黄色くなってきた!
今回は序盤ということで座面だけの作業をお願いしているが、座面の先端部を拭くと特に変色した。
s-IMG_0697.jpg繊細なブラッシング。s-IMG_0698.jpg繰り返す。s-IMG_0700.jpg
「フェザータッチ」という単語があるが、s-IMG_0701_20181215201512752.jpgAさんの手先は完全にこの次元。
ありとあらゆる生地を扱ってきただけに、物凄い慎重に作業を進めてくれる。


車のシートクリーニングをWEBであたると洗剤を吹きかけ、タワシで洗い、高圧掃除機で吸い出す。
この吸い出す機械はどこでも使っているもので同一。s-IMG_0704_20181215201515cd1.jpg洗浄の流れは基本的に同じ。
しかしs-IMG_0706_20181215201516606.jpg様々な衣類に触れてきた職人さんというのは凄い。s-IMG_0709_20181215201519abd.jpg
機械での吸引は最後の最後で、洗剤の液量は極々微量。液量が多いとシートスポンジにまで
含水してしまい、表皮越しにスポンジの水分を吸引することで表皮が傷んでしまうとのことだった。
だからAさんは何度も新しいウエスでシートを撫で、s-IMG_0709_20181215201519abd.jpg色を確認し、s-IMG_0711_20181215201521297.jpg作業を進める。
#へぇ~っとs-IMG_0733_20181215201559ce2.jpg思わず声が出てしまう。s-IMG_0735_2018121520160272e.jpg

そして最後にs-IMG_0737_20181215201605e3c.jpg洗剤の中和剤を散布する。
これは何回拭いても洗剤成分が残ってしまい、s-IMG_0736_20181215201604c0c.jpg
その上から新しい汚れが付着してしまうらしい。
中和剤はほぼ微量を噴霧し、最後に新しいウエスで拭う。 この間ウエスを交換すること10枚!
s-IMG_0724_201812152015559a4.jpgとにかくシート表面のコンディションに注力する。s-IMG_0739_20181215201608b59.jpg
何回かの洗浄を試みるうちにs-IMG_0738_20181215201607fb0.jpg表面が明らかに変わってきた!

よっしゃ、外出して見てみよか!s-IMG_0741.jpg工場の外へ出してみる。s-IMG_0744.jpg
しかしAさんは納得がいかなかったようで、この日は2脚とも預けて帰るのであった・・・

~続く~

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